アメリカのトイザらス全店舗閉鎖から読み解く これから僕たちは何を売ればいいのか?




今日もウワノソラヒルズのスタジオからお届けします、はい、青山バジルです。

アメリカで破産手続を申請したトイザらス、アメリカの国内にある800店舗以上の全店を閉鎖または売却を計画しているそうです。

去年9月に経営破綻していたわけですが、15日の法廷審問に先立ち、清算手続きに入る方針を従業員らに伝えたようです。

アマゾンの快進撃

アマゾンの快進撃が続いていますが、ついにこうしてあのトイザらスも事実上全店閉鎖になるわけです。
アマゾンは独占禁止法の疑いも出てはいますが、とはいってもまずはアマゾンや楽天で探しますよね。
家電量販店に行って何か家電を買う時に、必ずといっていいほど調べるのが価格ドットコムです。

価格ドットコムで検索すればその商品の最安値が簡単にわかります。
それをもって交渉したら、だいたい最安値付近に合わせてくれます。
ポイント込みで最安値と同等の金額を出してもらったことは何度もあります。

もう買い物の手法が変わってきています。
店舗に行って、そこで刺激を受けて衝動買いをするんじゃなくて、アマゾンで買えばその方が安いし便利なんです、自宅に届きますから。

中古市場も活発

またはメルカリなどのフリマアプリを使って、新品未使用を探すという動きも当たり前になってきましたよね。
アパレルなどは試着は店舗で、買うのはメルカリで。という人も若い人は経験があるんじゃないでしょうか。

もう明らかに買い物の形態が変わってきていると思います。

シェアリングエコノミーが当たり前になってきていますから、次々と新しい物を求めて消費、消費とそんなことはとうに飽きちゃったんですよ。
たくさん作りすぎた、だから飽きたんです。

トイザらスのアメリカでの全店閉鎖は資本主義経済の終わりを感じませんか?

これからは体験を売る

ではこれから何か物を売るには、どうしたらいいんでしょう?

体験だと思います。

そこでしかできない体験、経験。そこに価値があると思います。

今、居酒屋チェーン店が絶不調です。
どこも満遍なく揃えたラインナップで、やっぱり飽きたです。
和民に行こう!というより、もっと特化したお店に行きたいんです。

それから、やはり体験だと思います。

秘境温泉っていろいろありますよね。
でも最近はスマートフォンが普及しているので、秘境に行っても全然秘境感がない!という意見があります。

検索すれば周辺のコンビニまでまるわかりなんです。

逆にヒットしているのは星のや京都のように、わざわざ船でないと行けないような場所に宿を作って、屋形船に乗ってその旅館にいく。旅館ではそこでしか体験できないイベントが待っている、というスタイルが日本はもとより海外旅行者の心を掴んでいます。

バジルも星のや軽井沢には宿泊しましたが、脱デジタル滞在をテーマにしていて、まずテレビがない。
置いてある本も独特な本ばかり。
そしてむささびウォッチングや月光浴など非日常な体験ができるイベントが満載なのです。

こういった便利とは呼べないものを、便利になればなるほど人は求めるものなんですね。
時々スマートフォンを持たずに外出するだけでも驚きの発見があると思いますよ。

トイザらス、日本にも大きな影響があるでしょう。

以上、ウワノソラヒルズのスタジオから、トイザらスに行こう!と言われたらワクワクしていた世代、青山バジルがお届けしました。

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ABOUTこの記事をかいた人

青山バジル

アパレル企業経営者。 大手企業に新卒入社するも3年で退社。その後フリーター、フリーランスを経てベンチャー企業に入社。現在はアパレルの会社を経営しながら面接を行う日々。 大手から中小企業、フリーランスまで自分自身の様々な仕事経験から、働き方に悩むビジネスマンに向けてメッセージを役に立つことをお届けします。