今日もウワノソラヒルズのスタジオからお届けします、青山バジルです。
名古屋にやってきました!
東京から新幹線に乗って、名古屋で降りるとすっかり雨でした。
名駅の前といえばこの渦巻きですよね。
名古屋は意外にもゆかりがありまして、20代のころにお仕事で携わった会社の本社が名古屋だったため、よく往復しました。
バジルの地元は富山県で、当時は富山に住んでいたころなので、高速を走ってこの名古屋に来ると、都会だなあ・・・と思ったものです。富山から見ると随分と都会に見えるのですね。
名古屋といえばやはり味噌カツではないでしょうか?
味噌カツといえば、この矢場とんが真っ先に思い浮かびませんか?
もともとは名古屋の今や矢場とんといえば東京の銀座をはじめ、東京駅などにも進出しており、バジルの地元である富山にも出店しているという盛況ぶり。
雑踏の屋台で、一人の客が何の気なしにつまみで食べていた串かつを、おもむろに”どて鍋”(もつの煮込み。名古屋では豆みそで煮込みます)のたれにドボンと浸して食べてみた。そして一言「こりゃ~美味い!」。たまたまそこに居合わせた客も試しに食してみると、「なるほど、これはいける」と...。実はその人こそ「矢場とん」の初代店主、鈴木義夫でした。
その後、鈴木義夫はこれを何とか商品に出来ないものかと試行錯誤し、やっとの思いで秘伝のみそだれを完成。昭和22年(1947年)、南大津通四丁目電停前に「矢場のとんかつ」として創業致しました。みそかつのルーツは、矢場とん初代店主が生み出したイマジネーションの産物だったのです。
矢場とんウェブサイトから引用
串カツを、もつ煮込みに浸して食べた。
これを商品化しよう!と秘伝のみそだれに発展させてできたのが矢場とんだったのです。
創業してまもなく「矢場のとんかつ」は地元の人気店となり、それに伴いみそかつも浸透していきました。しかし、当時みそかつと言えば現在のような大衆料理ではなく、大変高価な料理で庶民にとってはなかなか手の出ない食べ物だったようで、今でも歳を召された方が来店されると、その当時の事を懐かしそうに話しをされます。「戦後の復興期、みそかつは本当に贅沢だった。一生懸命働いて数ヶ月に一度、みそかつを食べるのが唯一の楽しみだった。」と...
現在みそかつといえば、ドロッとしたいかにも赤みそというみそだれをかけるのが主流となっていますが、「矢場とん」では串かつを”どて鍋”にドボンと浸して食べたという当時のイメージをこだわり続けています。
矢場とんウェブサイトから引用
高級品だったのですね、数ヶ月に一度味わう贅沢なみそかつ、どんな味だったでしょう。
矢場とんのディスプレイ
お店の前には味噌カツのラインナップが。
鉄板とんかつをはじめ、鉄板ひれとんかつ。
盛り合わせなど、味噌カツ以外にもあるんですね。
店内に入ってみました。
15時半というランチにしては遅い、ディナーにしては早いという時間だったわけ、すっと入ることができました。
名古屋名物 みそかつ矢場とんのメニューです。
みそかつ人気ランキング!とあります。
1位は鉄板とんかつ定食 税込1836円です。(単品1404円)
ねぎのせがおいしそう。
単品だと安くなります。
2位はわらじとんかつ定食。
こちらは先ほどよりも少し薄いとんかつで、それを半分に切るために2つのソースを楽しめるということでした。
3位はひれとんかつ定食。
安定の味という感じですね。
ということで、鉄板とんかつをオーダー。
出てきたのがこちらです。
単品1404円です。
単品でお腹いっぱいかと思いました。
ネギもオーダーしました。
少しずついろいろとトッピングして、味の変化を楽しむのがおすすめです。
辛子を乗せてみたり。
唐辛子も良く合います。
まず、さっぱりが好きな方向けのからし、すりごま、唐辛子と発展していく絵が描かれていますね。
名古屋づくりとベストマッチ!
ビールの程よい濃さが味噌カツと合うんです。
本場中華と青島ビールが絶妙に合う時の感動も忘れられませんが、お互いをうまく引き立てる味わいです。
お土産も充実していますね。
えぇ〜これは買わないでしょ・・・。
ぶ〜ちゃんという名前だということを、後日ウェブで知りました。
みそかつ 矢場とん まとめ
名古屋に来たら、味噌カツ、ひつまぶし、きしめん・・・というパッと思い浮かぶところの食事のなかで、パッと思い浮かんだのが矢場とんです。
食べてみたところ、やはり味噌かつは独特の濃さで、美味しい!
ただ、全国に次々と店舗が広がっていて、考えてみると東京でも食べれるのか・・と思うとなんだか寂しい気も。
隣で食べていた大阪弁の女子2人も、
「(大阪)阪急にもあるやん。」
「言うたらアカン!名古屋で食べることに意味があるんやから。」
と話していましたが、名古屋にしかない!方が嬉しさは増すかも。
でも美味しいから良いか。
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