中小企業の採用面接で面接官が見たいのはあなたの本音!




今日もウワノソラヒルズのスタジオからお届けします、はい、青山バジルです。

面接、緊張しますよね。

私も緊張しました、それは、面接官としてなんですが。

大きな会社だと人事という部署があって、人を採って育てることに特化した部署があります。
ですが、私がやっているような10人以下の会社だと、基本社長やマネージャーが面接をします。
場合によっては実際に働いている人間にも会ってもらって、フィーリングを見ることもありますよ。

さて、面接官は一体どんなポイントを見ているのでしょう?

今日は私が実際に面接で見ているポイントをご紹介したいと思いますので、企業面接を受ける方は参考にしてみてはいかがでしょう。

究極の目的は本心を探ること

一回会っただけでその人のことが全てわかったら、どんなにいいでしょう。

これはお見合いみたいなものなのです。
あるいは合コンといってもいいかもしれませんね。
とにかく、面接官が面接で見たいのは、素なのです。

いかに素の状態を引き出すか?

できるだけ素を見たいんです。で

すから、私は時々、カジュアルな服装で来てください、ということもあります。

私の経営している企業はアパレル企業です。
だから、というわけではないんです。だいたい私服を見ると、人となりがわかるんですよ。

カフェが好きそうだな、本屋にいそう、アウトドア派だな、音楽フェスティバルに行くタイプだ、とか、失礼ながらだいたい察しがつきます。

わかりますよね、初対面の人を判断するときに服はその人を判断するシンボルになりますよね。

スーツで面接に来られると、みな同じような格好になってしまうのです。
もちろんスーツを見ても大切にしているな、とか、あ、ボタンダウンのシャツを面接に来てきてしまったのか・・・と人となりは充分わかります。

ただし服でその人の内側を見るというのは、私のようなアパレル企業の人間の特技です。
またはイギリス人、イタリア人は服で人を判断します。レッテルを貼ります。
日本人は、外見はこんなやつだけど、根はいいやつなのよ、というような文化が好きじゃないですか?

海外では通用しないんですが、面接でも通用しません。
面接官がまったく服に無頓着というケースもありますから、その場合は服では気にしなくても良いでしょうね。

素をみるための質問はこうする

私は、ありきたりな質問と素が出る質問を織り交ぜます。

例えば、
当社はどのようにして知りましたか?
目的は、入り口トークです。
これはだいたい想定できますよ。
ウェブを拝見しまして、とか求人媒体とか。
ここはもちろん一言で終わらせずに追加の言葉が欲しいです。
ウェブを拝見しました。ではなくて、ウェブを拝見して、御社のこうこうこういう点に惹かれました、という一言ですね。

現在のお仕事はどのような仕事か?
目的は、スキルをヒアリングすることです。
これはありきたりな質問ですね。

これまではどんな仕事をしたことがあるか?
目的:スキルや経験をヒアリングです。

こんな感じで質問を繰り返して、ポイントで即答できない質問を挟みます。

最近、我が社でこんな問題が起こりました。あなたならどう対応しますか?

これこそ、想定のしようがない面接官の質問ですよね。
まさにあなたらしさが出るのはこういうところです。

ここで、これまで作った回答を用意してきているとしたら、随分と答え方が変わることになってしまいますよね。

とにかく、ありのまま回答することが大切だと思います。

何度も同じ質問を別の角度からする

例えば、

仕事において大切にしていることは?

という質問をしていたとします。
後半に差し掛かったころに、

ビジネスパーソンとしてこれは欠かせない!と思うことを挙げてください。

というような質問をしたとします。

これは、双方の質問で回答に大きなブレがないか?を見ますね。

ちゃんと、本当のことを言ってるのかな?となんども確かめてるわけです。

突拍子もないことを聞く

あなたを魚に例えると何ですか?

これは突然ですよね。

とっさに何を答えるのか?を見ています。

あんまり聞きませんけど。
即答する、というより少し考えて答えていた方がちゃんと考えてるんだ、と好感が持てます。

パッと答えている人はそれはそれで機転がきくんだな、と思いますけど、そうでなかったら慎重なんだな、と思います。

その時にどっちのタイプの人が必要か?で採用の基準は変わってくるわけです。

全てにおいてパーフェクトな人なんていません。

魚に例えると・・例えば私だったらなんて回答するでしょうか。

スイミー!とか言ってしまうかもしれません。スイミーは小学校のときに教科書に出てきました。
みんなと1匹だけ違う黒い魚なんです。ずっと黒いことを気にしているんですが、最後そのコンプレックスを武器に大きな魚を追い払うんです。自分が目になって、その他の魚が大きな魚の形になるっていうあれです。

魚だけでもこういう風に語れるじゃないですか。
そういう風にちょっと個性的でオリジナリティがあります、ですから御社の・・・のお役に立てると思うんです!というアピールをすれば、どうでしょう。

質問はありますか?で質問がないとだめ

質問はありますか?は、この人はどんなことに興味を持っているんだろう?
どのくらい熱意があるのかな?というところを見ていますから、質問しないのはマイナスですよ。

あと、給与は?休みは?という質問は最後にさらっと聞いた方が良いですね。

質問はありますか?と聞いて多いのは、

「もし採用していただいたとして、入社までに勉強しておいた方が良いことはありますか?」です。

鉄板ですよ、勉強する意欲があるといっているわけですからね。

でも、みんなこの手の質問ですから、埋もれてしまいますけどね。

質問するにはその企業のことを知ろうとする気持ちが大切

当たり前ですが、相手のことをもっと知りたいな!と思ったら質問しますよね?
興味のある異性が、休日何してるんだろう?とか。

それって、愛があるからだとバジルは思うんです。

マザーテレサは言いました、愛情の反対は無関心だ、と。

愛がない、つまり関心がないってことは、質問は生まれようがないわけなんです。

これってどういうことなんだろう?
実際どんな人が働いてるんだろう?
社長はどんなことを大切にしてるんだろう?

これから仕事をしていくかもしれない会社ですからね、前向きな質問を考えておきたいですね。

以上、ウワノソラヒルズのスタジオから、最近子どもの学校に入る面接でドキドキした青山バジルがお届けしました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

青山バジル

アパレル企業経営者。 大手企業に新卒入社するも3年で退社。その後フリーター、フリーランスを経てベンチャー企業に入社。現在はアパレルの会社を経営しながら面接を行う日々。 大手から中小企業、フリーランスまで自分自身の様々な仕事経験から、働き方に悩むビジネスマンに向けてメッセージを役に立つことをお届けします。