フェイスブックやユーチューブのいいね!には要注意 それは本当にあなたの言いたいこと?




 

今日もウワノソラヒルズのスタジオからお届けします、青山バジルです。

いいね!

特にお金が得られるわけではないんですが、なんとなくいいねが集まると嬉しいですよね?

逆に、SNSに投稿した内容のいいね!の数が少ないと・・

あれ?いつもよりいいね!が少ないな・・

あの人からいいね!が来ていないな・・どうしたんだろう?

そんな風に思い悩むことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。

いいね!は、私たちが投稿することで得られる報酬です。

報酬として、数値というのは非常にわかりやすいのです。

決して、お金が得られる、というわけでなくとも、報酬というのは成り立つのです。

いいねが欲しい!そのために投稿する!そのために写真を工夫して、、そんな風になるのは、脳の報酬を得たい!というメカニズムが原因なのです。

いいねと言われることはとても気持ちが良いものです。

どんな報酬を得られるのか?

それは、承認欲求。

人は認められたい!という欲求があるとはマズローの5段階欲求でご存知の方も多いと思います。

すごいね!

マネージャーなんだね!

高級車を持っているんだね!

良い服を着ているね!

事の大小ではなく、人は認められたい。

それを少なからず満たしてくれるのがイイネボタン、いいねの数です。

ところで、そのいいね!の奴隷になってしまっては本末転倒だということがお伝えしたかったことです。

これは、例えばPV数(ページビュー数)にも当てはまること。

数値だけを追いかけると、そのいいね!をした誰かのために内容を届ける事になる傾向があるといいたいのです。

いいね!がつきやすいネタというのは様々でしょう。

一般的にとっつきやすく、知りたいこと、役に立つ事、可愛い写真などがそれに当たります。

これらを投稿するのは悪いことではありません。

ただ、本当に伝えたかったことはそれですか?

この問いだけなのです。

いいね!がつきやすい内容というのは存在します。

でも、自分自身が最終的にどんな商品・サービスを届けるのか?

そういったゴール設定の方が大事だと私は思います。

わかりやすい例を1つ。

ある知人で田口くん(個人)という人がユーチューブチャンネルを運営しています。

もともと田口くんは、旅番組を運営していました。

なかなかチャンネル登録者が伸びず、苦戦していました。

そんな時、ふとお得な電子マネーの情報をアップしました。

これが視聴回数も増えて、いいね!の評価も上々!

これは面白い!と、田口くんは同じような内容の番組を発信します。

すると・・やはりいいね!が増えていく。

結論、田口くんのチャンネルは電子マネーなどのお得情報で溢れてしまいました。

もし田口くんが今のユーチューブチャンネルで旅情報・旅番組を配信したら?

果たしていいね!はつくのでしょうか?

電子マネーのお得な使い方!などを知りたくてチェンネル登録している人は、その内容を見たいのです。

旅番組がスタートしてもおそらく見ることはありません。

でも、こんな風にいいね!という評価はコンテンツ配信の方向すら変えてしまうわけです。

よく、お客様は神様だ!お客様の意見を聞いてサービスを改善しよう。と言われます。

これは、私は半分正解で半分間違いだと思います。

このことは、お客様の意見で多かったサラダを導入したものの、売上は増えなかったマクドナルドの事例を考えてもわかります。

お客様は、あなたの会社やサービス、コンテンツに、

「もっとこうしたら良いのに!」

と意見してくることでしょう。

でも、果たしてそれを鵜呑みにして変化させるとどうなるのでしょう?

極端な例ですが、もっと予約を取りやすくしてほしい!と、人気飲食店に要望が多かったとします。

人気飲食店はお客様の声を取り入れて、店舗を近隣に増やします。

すると、今まで行列が絶えなかったその人気飲食店からは行列が消え、お客様はみなすぐに着席することができるようになりました。

でも・・・

どんなことが起こったと思いますか?

行列がなくなって、いつでも入れる!と思ったお客様や、行列を見て人気店なのかも!と並んでいたお客様は、足が遠のきます。

結果、どちらのお店でも空席が目立つようになって、結局売上は1店舗だけだった時代とさして変わらない状態だったといいます。

お客様の声と、いいね!は私は似ていると思います。

じゃあどうすれば良いか?

いいね!とか、評価はもちろん大事です。

1つのバロメーターだと思います。

ですが、それは人からどう思われているか?を気にして行動している姿といえませんか?

どうであれ、自分がやりたいことをやる。

そこに共感した人がついてくる。

私はそんな時代だと思います。

結果、共感した1人があなたのサービスを利用するかもしれません。

100人がいいね!しても、1人もサービスを利用しないかもしれません。

自分がどう思ったのか?

誰に届けるか?

このことが、これからの時代に大切なことではないかなと思うのです。

以上、ウワノソラヒルズのスタジオからお届けしました。

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ABOUTこの記事をかいた人

青山バジル

アパレル企業経営者。 大手企業に新卒入社するも3年で退社。その後フリーター、フリーランスを経てベンチャー企業に入社。現在はアパレルの会社を経営しながら面接を行う日々。 大手から中小企業、フリーランスまで自分自身の様々な仕事経験から、働き方に悩むビジネスマンに向けてメッセージを役に立つことをお届けします。