スタバ
歌詞:奥田民生 – コーヒー
雨なのになんかこう過ごしやすいのはなぜ?

傘さしてわざわざ出かけてみようとしてやめて

まだまだ雨は地味ながらいつまでも続く

休みが必要だ

テレビがそう言ってる

コーヒーで一息いれろと言ってる

なるほど

奥田民生 コーヒー

ウワノソラヒルズのスタジオから、小さなアパレル会社社長で採用面接を続ける青山バジルです。今日は奥田民生のコーヒーという曲をお届けしました。

コーヒー、毎朝の日課ですね。こんなことがありました。
朝、地下鉄を降りる。

階段を登って、いつもの出口から地上を目指す。同じ細くで歩く女性は、おそらくこれから出勤する人たちです。地上に出るとまず向かうのはセブンイレブン。
同じ歩速で歩く女性も同じ方向を目指していました。

同じようにコンビニに入ると、同じようにレジに並び、7人くらいの列の一番後ろにその女性はパンとチョコレートを持って並んで、私はその後ろに手ぶらで並ぶのです。

どうして手ぶらなのかというと、レジで100円を払って、カップを貰い、そこにセルフでコーヒーを注ぐのが日課なのです。

今日は予定変更してスタバへ!

ところが今日はその日課を急遽予定変更しました。

その女性についていってセブンイレブンに入ることは容易いことだったのですが、なんとなくそのレジに並んでいる人たちの余裕のなさそうな顔つきに、なんだかここに並びたくないな。と思ってしまったのです。
それじゃあどうやってコーヒーを調達すればいいのか?

すぐ側にスターバックスがありました。

3倍のコーヒーをなぜ買ったのだろう?

スターバックス、通称スタバに入る前からなんだか美味しそうなコーヒーの香りが脳内に広がったのです。

でも一体どうして100円で買えるコーヒーじゃなくて、345円もするコーヒー、スタバの3倍以上のコーヒーを買いに私はスタバに行ったのだろう?とふと考えたときに、これが高級品や高級なサービスに求めるものなんじゃないかな。と思ったのです。

スタバに入るとコンビニと違っていたのは、何なのでしょう?

スタバとコンビニの大きな違いは?

人です。人には2種類、店員と客です。

どんなお客がいるか、これはとても大事なことではないでしょうか。コンビニに並んでいたせかせかと、余裕がなさそうな、失礼ながらそんな雰囲気の人たち。

これから出勤して、メールを効率的に処理して、あるいはどうやって1日サボるか、と考えているかもしれません。

反対にスタバのレジに並んでいたビジネスマンは、パッとカードを提示すると急ぐそぶりもなく注文したコーヒーを待っていました。その後ろには背の高い外国人夫婦がいます。
明らかにそこにいるお客が違う。お客も店の一部なのです。

フランスのレストランは客を選ぶ

フランスのレストランには、一見客の予約を受けないお店があります。

これは強気とかそういうことではなくて、世界のセレブと呼ばれるようなVIPがそこで食事をしているときに、観光丸出しのカップルがいると品位が損なわれるからだと聞きます。
お店側もお客を選ぶのです。
だから良いレストランほど予約が取れません。

日本のレストランでも、雰囲気の良い人や美男美女はそのレストランでも最も素敵なところに通すといいます。

そうすることでレストランの雰囲気が良くなって、その光景を見た食事をしている人にも良い影響があるからです。
つまり、スタバにも同じことがいえて、雰囲気の良い人や仕事ができそうな人ばかりがいたならば、それだけでコンビニ対比3倍のコーヒーを買う価値があるのです。

スタバの店員はコンビニ店員と違う

それから、店員。

コンビニのレジに並んでようやく自分の順番が訪れて、いらっしゃいませ、という言葉はありません。笑顔も、挨拶もあったものではありません。
最初にかけられる言葉は、「お次でお待ちの方どうぞ」です。

別にホスピタリティを求めているとかそういうわけではないんですが、コーヒーをください、と告げると、サイズは?と言われるだけ。

サイズを告げた瞬間にカップが置かれるという効率的な動きです。
右手はすでにレジを打っていて、100円です。と言われる。
その店員がその次に発する言葉は、私の右を向いてこう言うのです。

「お次でお待ちの方どうぞ。」

ダイバーシティ(多様性)

ではスタバはどうでしょう?

今日は偶然にも韓国の名前の方がレジにいました。
コンビニも留学生の方がレジを打っている光景は珍しくありませんが、海外の方がレジを担当する、という点ではコンビニもスタバも今日に関しては同条件でした。
まず、店内に入ったときに「こんにちは。」と言われるんですね。

これって結構気持ちが良かったです。

挨拶してくれるんです。

それから、にこっと笑顔なんです。
とても感じがいい。感じがいい人から何を買いたいわけです。

感じがいい人の淹れてくれたコーヒーの方が美味しく感じるんですね。
このなんかいい、とかちょっといい感じ、というのが情緒的ですが大事なことなんじゃないかな。

感じが良かった。たまたま今日ラッキー店員だった?そうかな?

もちろんスタバにもいろんな店員がいて、今日たまたま良い人に当たった、ということかもしれませんが、私が思うにスタバで感じ悪かったな、という経験ってあまりないです。

コンビニは今日感じいい人だった、というとびっくりします。
感じが良くない人がスタンダードだし、そこを求めていないからですが。

ということで、この感じの良さ、店員の笑顔、心の部分がコーヒーに3倍の価値を見出しているといえませんか?スタバの文化にダイバーシティ、多様性というのがあります。

今日、韓国の方が働いていて、でも溶け込んでいるように見えました。

いい職場なんだろうな、と思います。そういう文化とか価値観に共感して集まった人が働いているのがスタバであり、スタバの強さなんでしょうね。

見えないところをお客は見ている

見えない部分かもしれませんが、しっかりお客は感じて、感じた人がまた集まるからそういうお店になるんでしょう。

全部のスタバが良いかわかりませんが、今日の私が行ったスタバは少なくともコンビニより感じ良かった、これは間違いないと思います。

客としてお店やサービスを利用するたびに思いますが、結構見てます。見えないだろう、と思ってついないがしろにしてしまいがちなとこ、例えばアパレルのバックルームとか、飲食店の裏とか。

ある人気の飲食店で、ちょっとだけ奥の扉が開いてたんですよ。
そしたら、内側がぐっちゃぐちゃ。
ちょっと冷めます。

まとめ

なぜスタバのコーヒーはコンビニのコーヒーの3倍のお金を払ってでも飲みたいのか?

それは、スタバを飲んでるぜ!という自分のかっこよさの誇示とかそういうのではなく、そこに集うお客の雰囲気、店員の感じ良さ、多様性などの文化が根付いているスタバの理念、そういうものトータルでコーヒーを飲んでいるのではないでしょうか。

またスタバと働き方についても考えていきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

青山バジル

アパレル企業経営者。 大手企業に新卒入社するも3年で退社。その後フリーター、フリーランスを経てベンチャー企業に入社。現在はアパレルの会社を経営しながら面接を行う日々。 大手から中小企業、フリーランスまで自分自身の様々な仕事経験から、働き方に悩むビジネスマンに向けてメッセージを役に立つことをお届けします。