サントリーのトマトジュースの裏面の、手書き風チェックが秀逸。
読んで欲しい部分に手書きでチェックボックスにチェックしてあるだけで、不思議と気になるもの。 pic.twitter.com/SBa9aiVrMP— aoyamabasil (@aoyamabasil) 2018年10月21日
今日もウワノソラヒルズのスタジオからお届けします、青山バジルです。
これ、チェックボックス、なんだかすごいと思いませんか?
ただのチェックボックスなんですよ。
よくブログやメディアサイトにもありますよね、四角いチェックボックスに、レ点が打ってある。
でも、それが手書き風。
手書き風というだけで1つ1つのレ点の味がちょっと違っていて、整然としていない、そこに違和感があるわけです。
違和感に思わず、無意識で反応してそのポイントに目がいってしまうわけですね。
こうした視覚効果っていうのは結構使えます。
ランディングページなどの最後に、手書きで社長の文字が記入されているのも同じような理由ですよね。
ただ整理されて整って、並んでいる物には反応しないわけです。
メディアサイトは整えすぎないが勝ち
実は、メディアサイトの運営でも同じことがいえます。
完璧に整っている、優等生みたいなメディアサイトやブログよりも、著者の個性が滲み出ているメディアの方が価値があるんです。もちろん論文のように説明をしなくてはいけない、というケースは別です。
ですが、もしレビュー記事を書く場合でも、それがどんな商品・サービスか?なんていうのは公式ウェブサイトに書いてあるわけです。
知りたいのはその商品・サービスを使って、どんな気持ちになったのか?というような個性なんですよね。
個性っていうのは十人十色。感じる、ということはAIなどにはできない能力ですから、そういう意味ではあまり整えすぎない方が良いんですよね。
整えすぎると集まるお客さんも違う
私、バジルも複数のメディア運営やウェブサイトもやっているんですが、ABテストといっていろいろなウェブを作ってテストすることがあります。
実は以前、私のアパレルのお店に集客するためのウェブサイトを、テイストを変えて3つ作ったんです。
実際にそれぞれどんなお客が来るんだろうか?と見ていた時に、面白いことに気づきました。
デザイナーに作ってもらったサイト
1つは、デザインがとにかく美しいデザイナーに依頼して作ったもの。
このサイトからは、美しい商品を求めてお客さんがやってきました。
それは想定内です。
素人に作ってもらったサイト
もう1つのサイト、これは素人の子に作ってもらいました。
ボタンのちょっとした角度とか、フォント、細かいセンスはどう見ても素人です。
一体どんなお客が来るんだろう?と思って見ていたんです。
すると・・・
こういう言い方をすると失礼なんですが、ちょっとダサいというか、服には無頓着なお客さんが来たんです。
1人、2人ではありません。次々とそんな人が来るんですよ。
3つ目のサイトは自分で作った
そして最後、3つ目のサイト。
これは・・・
私が作りました。
私が写真を撮って、私がライティングをして、私が感じたことを書いたのです。
当然ですが、私が思うコンセプトや、私の想いなどを書き綴ったわけです。
すると、
私が思っている方が、相性も良さそうな、考えていることも同じようなお客さんが次々と来店したのです。
正直、私はデザイナーではないのでウェブサイトを作ったといってもそれほどのサイトではありません。独学で作った、そんなサイトです。
ページからページの導線はもちろん意識しましたが、1つめのデザイナーが作ったサイトから見るととても見れたものではありません。
でも、結果このサイトが一番良いという結論になりました。
ちょっと曲がっていようが、そういうのも含め味になるんだと思います。滲み出るんですよね。
まとめ
手書き風のチェックは、パッと手にとって気になって読んでしまいました。
ちょっとした違和感を敢えて作るということは実は大事です。
デザインも、完璧を求めつつ、整っているところから敢えて崩すというのは、とても重要なことだと思います。
以上、ウワノソラ ヒルズのスタジオからお届けしました。
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