ウワノソラヒルズからお届けします。
この看板、なんだかわかるでしょうか?
これは、京王井の頭線の下北沢駅の看板です。
これ、物凄くもったいない、ということに気づきませんか?
私ならこうする
私だったらこうするのに、こんなおいしいところに、、、と思うんです。
マーケティングの視点を取り入れるといろんな気づきがあります。みなさんはこの看板の何が惜しいのだと思いますか?
まず、これは駅の看板ではないんですね。
駅の看板は、この場合京王の駅に対して有料で掲載しますよね。
でも、この看板はこの美容室自宅が自社の店舗の前に出していると推測されます。
私鉄側が作った看板スペースという感じではないですからね。
建物自体に看板を設置しています。
一番目に留まる場所にある
で、この看板はだいたい目に留まるんです。
ちょうど小田急線からの乗り換えと、下北沢駅のメイン出口の階段のすぐそばという好立地。
つまり、最高のロケーションなんです。
では、ここで目に留まったとして、この美容院に行こう!と思う人はどのくらいいるでしょう?
このモデルさんの雰囲気がいいな、とか、偶然下北沢で美容院を探していたのならば気になる可能性はあります。
なかなかないと思います。
検索しやすいプロジェクトにする
私ならこう仕掛けます。
下北沢改革プロジェクト!と題して、下北沢の美容業界を変えよう!というテーマで問題提起したメディアサイトを立ち上げます。
このなかでは、下北沢のファッションやアート、劇にグルメ、幅広くニュースを取り上げます。
また、小田急の地下駅化にともなって起きた現象などの地域ならではのニュースを発信するサイトを立ち上げます。
とにかくそこにアクセスを誘導するべく、【検索】下北沢改革プロジェクト と大々的に書いて、あとは書かない看板を作ります。
何?と検索する
あなたがぼーっと待っている井の頭線待ちの学生なら、なんとなく検索してみたくなりませんか?
数々の下北沢お役立ち情報、地域の人しかわからない不動産情報など、これは役に立つ!というメディアです。
それで、そのサイトを開いたとき、常にバナーが出てくるとします。
【下北沢改革プロジェクトが一押しで推薦する美容室がこちら!】と、この美容室を宣伝する。
ステマのようですが、あくまでもこの美容室は別会社で下北沢改革プロジェクトを立ち上げ、地域密着でメディアサイトを作ればいいのです。それで、そのメディアが推薦しているのが美容室、というのは嘘でもなんでもありません。
事実、美容室のクオリティがあまりにも低ければ論外ですが、どこも似たり寄ったりで闘っているのならば、こうやって全体をメディアにして、そのなかで引き立たせてあげれば良いのではないでしょうか。
また、特集を組んで、今週のおすすめ居酒屋とか、推薦する古着屋など、いろいろなピックアップコンテンツが立ち上がるでしょう。
いかがでしたか?
ちょっと発想を変えるだけで看板も違って見えてきますよね。
世の中はもっともっと面白くできると思います。
ウワノソラヒルズのスタジオからお届けしました。
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